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一文でわかるBOPIS(ビオピス)とは
BOPIS(Buy Online, Pick Up In Store/バイ・オンライン・ピックアップ・イン・ストア)とは、「ECサイト等オンラインで注文した商品を、実店舗で受け取る購買サービス方式」です。
詳細解説:BOPISの仕組みと注目される理由
BOPISは消費者がネットで商品購入・決済を済ませ、来店して商品を「待たずに」受け取れる点が大きな特徴。これにより「送料の節約」「即日受取可能」「店頭追加購入の促進」など双方にメリットがあります。コロナ禍で非接触サービス需要が高まったことで、国内外でBOPIS導入が急速に進行しました。
BOPISは、オムニチャネル対応やOMO(Online Merges with Offline)戦略、DX(デジタルトランスフォーメーション)経営の主軸とされ、リアル店舗の新たな価値創造手法として注目されています。詳細はアイシップ公式コラムもご参照ください。
BOPISの主な構成要素
- ECサイト/モバイルアプリ:注文~決済がシームレスに完結
- 統合在庫管理(WMS/OMS):ECと店頭のリアルタイム在庫連動・一元管理
- 受取用カウンター・ロッカー:効率的な店舗オペレーション
- スタッフ教育・業務設計:最適な引渡し体制構築
- 通知・ステータス管理:購入者へのSMS/メールお知らせ・ピックアップ通知
- APIやAIによる自動化:在庫同期・通知・キャンセル等の効率化(SaaS型ECで加速)
実際のBOPIS導入事例とトレンド
- ユニクロ(ORDER & PICK):モバイル注文~最短1時間で全国店舗受取対応
- ヨドバシカメラ:EC注文から最短30分で店頭渡し
- ニトリ:ネット購入→店舗受取で送料節約/単価UP
- スシロー:ロッカー型BOPISによる非接触受取
- 海外:Walmart, Target等:巨大店舗網と高度な在庫連携/APIs活用によるオペレーション効率化。米国や中国ではAPI・AIで効率自動化が進んでいます。
BOPISのメリット・現場課題
メリット | 現場課題 |
送料カット・即日入手 | 在庫管理システムの整備 |
来店促進・追加購買UP | スタッフの教育・作業負荷 |
非接触・安全対策 | ピックアップ体制設計・トラブル対応 |
物流・配送コストダウン | API・IT連携の安定運用 |
関連する用語とBOPISとの違い
- Click & Collect:BOPISを含む広義概念。コンビニ受取・宅配ロッカー利用なども対象。
- Curbside Pickup(カーブサイド・ピックアップ):駐車場でのドライブスルー形式受取。非接触志向で増加中。
- BORIS(Buy Online, Return In Store):EC購入品の店舗返品サービス。
- O2O:オンライン施策でオフライン購買を誘導する戦略。
- OMO/オムニチャネル:オンラインとオフラインを連動統合する上位概念。BOPISはその一手法。
関連用語詳細:TERAOKA公式|セールスフォースBOPIS解説
まとめ:BOPISがもたらすDX/オムニチャネル新潮流
BOPISは単なる受取方式だけでなく、OMO・DXの時代に欠かせない新しい顧客体験と店舗ビジネスモデルの進化をけん引するものです。今後もAPIやAI導入による更なる効率化・多様な業界展開に目が離せません。