エンゲージメント率とは、SNSやWebサイト、アプリ上でユーザーが「いいね」「コメント」「共有」など積極的な反応を示した割合を、インプレッション数やフォロワー数などで割った指標です。
マーケティングにおけるエンゲージメントとは、単なる閲覧(リーチ)より一歩踏み込んだ「関与」の深さを測ります。SNSでは「いいね・コメント・シェア」など、Webやアプリでは「クリック」「スクロール」「問い合わせ」なども含まれます(参考:BOXIL)。
※分母・分子の選択は目的と分析ツールによって異なります。
SNS運用では投稿ごとの“反応度”を把握し、KPIに活かします。たとえば、Instagram日本平均は約1~3%、Xでは0.2~1%が一般的とされます(参考:NTTComs)。WebサイトではGA4での「エンゲージメントセッション率」意識が近年高まっています。
指標 | 主な内容 | 計算式例 |
---|---|---|
エンゲージメント率 | 反応の多さ・関与の深さ | アクション数÷分母×100 |
CTR | クリック率 | クリック数÷インプレッション数×100 |
CVR | コンバージョン率 | 成約数÷訪問数×100 |
リテンション率 | 顧客やユーザーの継続利用度 | 継続利用者数÷全体利用者数×100 |
エンゲージメント率は「どれだけユーザーが“心を動かされたか”」を定量化し、施策見直しや成果把握に不可欠な指標です。関連指標との違いを明確にし、状況や目的に応じて上手に活用しましょう。