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一文定義
モバイルファーストインデックス(MFI)とは、Google検索がウェブサイトの評価・インデックス登録をPC版ではなくモバイル版基準で行う制度のことです。このため、モバイル表示の内容が検索順位に決定的な影響を与えます。
詳細解説:なぜ今モバイルファーストなのか
スマートフォン利用者が全世界で急増し、検索アクセスの70%以上がモバイルからという現状(※1)から、Googleは2018年からMFIを段階導入し、2023年に完全移行。2024年7月以降、スマホ非対応のサイトはインデックス自体から除外される方針です。モバイルページにしかない情報だけが評価基準となり、PC版のみの独自情報や構造は検索結果に反映されません。参考: devo.jp公式SEO解説
仕組みと主要構成要素
- **Googlebot(スマートフォン版)**が主体となり全ページをクロール
- モバイルページの情報量・構造・速度・UX(タップ領域、フォントなど)が全評価基準に直結
- レスポンシブデザインや1URL運用が推奨、画像altや動画もすべてモバイル視点で評価
- Search Consoleでモバイルインデックス状況の確認・改善が可能
実践例とベストプラクティス
- レスポンシブ設計が最も安全(1つのURLでPCとスマホ同一構造)
- モバイルでしか表示していない、逆にPCにしか公開していない情報がある場合、対象外となり順位下落や流入減少が現実に起きます
- サイト管理者向けの【対応チェックリスト】:
- モバイルとPCでコンテンツ・構造を完全一致
- 画像・動画等もモバイル最適化&alt付与
- 表示速度最適化、UX改善
- JavaScriptやAMPもモバイルで正常動作必須
- Search Consoleで「モバイルユーザビリティ」「カバレッジ」を毎月確認
失敗例:FAQや新機能説明などをPCにだけ掲載→一気に検索順位ダウン。逆にスマホ重視へ切替・一元管理したSaaSプロダクト運営者は流入増・CVR向上を実現。
関連用語と比較
よくある誤解と注意点
- 「モバイルフレンドリー=MFI化」ではない
→モバイル対応だけでなく“モバイル版の内容”が主評価基準に。
- PC版の独自情報は一切評価されない
→PCユーザー向け特別キャンペーン・FAQ等も必ずモバイル版に統合しましょう。
※1: Google公開データ・Search Central等各種業界統計参照
より詳細なMFI対応事例やSEO施策はGoogle Search Centralもご参照ください。